webライティングのコツ│初心者でも上達する方法【始める前に知っておくこと編】

webライティングのコツ│初心者でも上達する方法【始める前に知っておくこと編】 Webライティング

「Webライティングってどうやってはじめるの?」
「資格の勉強は必要?」

Webサイト上で情報を取り入れるのが当たり前になり、Webライターが注目されています。副業としても人気があることから、気になっている人もいるでしょう。

今回はWebライティングのコツ【始める前に知っておくこと編】として、Webライターの始め方やWebライターをするときの注意点などを詳しく解説します。

これからWebライターを始める人や、始めたはいいけどうまくいっていない人のお役に立てると嬉しいです。

そもそもWebライティングとは?

そもそもWebライティングとは?

Webライティングとは、「Webサイト上の記事を作成すること」です。インターネット上は、Webライティングの記事で溢れています。

Webライティング記事の例
  • ネットニュース記事
  • まとめ記事
  • 商品紹介記事
  • 情報記事
  • インタビュー記事

もちろんただWebサイト上に記事を書くのではなく、読者にわかりやすく読みやすい記事を書くのが大切です。

スマホやタブレット、PCなど様々な媒体からWebサイト上の記事は見られるようになり、Webライターという職業が注目されるようになりました。

Webライターとブロガーの違い

Webライターとブロガーの違い

Webライティングの記事の中に「ブログ」が含まれていないことにお気づきの人もいらっしゃるのではないでしょうか?

ブログを書く行為そのものは、Webライティングといって差し支えないです。しかしWebライターとブロガーという職業は、まったく異なります。

Webライターとブロガーの大きな違いは「書いた記事が資産になるかどうか」です。

 

職業 書いた記事 メリット デメリット
Webライター 記事を依頼者に納品する

「1記事○○円」「文字単価〇円 △字」など

書いた分だけすぐに収入になる 自分の書いた記事が検索上位にランキングされても、収入は生まれない
ブロガー 書いた記事は自分のモノ 過去に書いた記事が収入を生み続ける 書いたからといって収入になるとは限らない

比較すると、どちらも一長一短なのがわかります。なので「本業Webライター副業ブロガー」など仕事のかけもちをする方も非常に多いです。

WebライティングとSEOライティングの違い

WebライティングとSEOライティングの違い

会社のマーケティングや広報に携わっている人なら、SEOというワードは聞いたこともあるでしょう。

SEOとは「Search Engine Optimization=検索エンジン最適化」の略です。簡単に言うと、検索結果で上位にランキングさせるテクニックを指します。

ライティング メリット デメリット
Webライティング 読者にとって読みやすい 検索上位にならない可能性あり
SEOライティング 検索上位にランキングされる可能性が高い 読者にとって読みづらい記事になる場合がある

近頃はGoogleなどの検索エンジンでも読みやすさやわかりやすさ、読者の役に立つ内容なのかなど「記事の質」を重視しているので、SEOライティングをしただけでは検索上位になるのは難しくなってきました。

現在市場に求められているのは、WebライティングとSEOライティングの両方ができるライターです。

Webライターになる方法

Webライターのなり方

Webライティングについてわかったところで気になるのは、Webライターの始め方ですよね。Webライターは完全自己申告の職業です。

「今日から始めます!」となれば、資格や講習を受けなくても始められます。

「文章を書くのが苦手でもWebライターになれますか?」という質問をいただくこともあります。もちろん答えはYES。嫌いでなければできますし、続けられるでしょう。

Webライターになるための条件はたった一つ、「日本語が書けること」です。

その他依頼してくれたメディアに沿った文章を書く能力やSEOのスキルも必要になりますが、これらは依頼をこなしながら徐々身に着けていけば問題ありません。

通信講座を受けても仕事はこない

WEBライターになるための通信講座や技能検定などをご紹介します。

【通信講座】

講座名 会社 標準学習期間 価格(税込)
WEBライター講座 ユーキャン 1か月 19,000円
WEBライティング講座 たのまな 6か月 32,000円
Webライター養成講座 Start-up Hayakawa 4〜9週間 39,800円
WEBライター講座 副業の学校 不明 69,800円

【資格】

資格名 運営元 受験料(税込)
Webライティング能力検定1~3級 日本WEBライティング協会 13,500円
WEBライティング技能検定 日本クラウドソーシング検定協会 6,000円

Webライターになる方法でご説明したとおり、Webライターは講座の受講歴や資格がなくてもなれます。

資格は自身のスキルを形にして証明できるので、Webコンテンツ制作の会社や企業の広報に転職する場合には役立つでしょう。

しかし副業やフリーでWebライターをやりたいなら、行動あるのみです!むしろ資格を取って何もアクションを起こさなければ、仕事なんて一生降ってきません。

Webライターが仕事をもらうには?

Webライターが仕事をもらうには?

Webライターが仕事を受けるには、以下のような方法が挙げられます。

  • クラウドソーシング
  • 求人サイト
  • Webメディア・制作会社へ直接応募
  • 知人からの紹介

どの方法をとるのもアリですが、最も気軽で手っ取り早いのは「クラウドソーシング」です。クラウドソーシングはアカウント登録をすれば、簡単に募集している仕事を閲覧・応募できます。

ただし応募したからといって、確実に仕事が取れるわけではありません。単価や条件のいい仕事ほど競争率が高く、登録したばかりのルーキーに任せてもらえる可能性は薄いです。

Webライターの仕事は文字単価で決められることが多く、文字単価1.0円以上、月10万円以上になってひとまず「稼げている」といえます。

ルーキーはまず、文字単価0.1~0.5円の案件を狙いましょう。0.1円の仕事の場合、5,000字書いても500円にしかなりません。月10万円なんて、正直ほど遠いです。

【1記事5000字で10万円稼ぐには】

文字単価 1記事で稼げる金額 10万円に必要な記事数
0.1円 500円 200記事
0.5円 2,500円 40記事
1.0円 5,000円 20記事
2.0円 10,000円 10記事

それでもWebライターを始める人に文字単価0.1~0.5円の案件をおすすめするのには、以下の理由があります。

  • 仕事の受け手にライティング初心者を想定しているので、マニュアルが丁寧
  • 文章の書き方の基本が学べる
  • SEOの基本を学べる

お金をもらって実戦をしながら、勉強できてしまいます。もちろんわからないワードなどがあれば自分で調べる必要がありますが、講座にお金を払って勉強するよりも効率的ですよね。

とくに、WordPress(ワードプレス)に入稿するところまで依頼してくれる案件ならば最高です!

WordPressとWebライティングは切っても切れません。最初は「なんでここまでしなくちゃいけないの?」と思うかもしれませんが、WordPressが扱えれば確実に仕事の幅が広がります。

実際私が初めて受けた仕事は、文字単価0.4円×1,500字で5記事執筆して報酬が支払われるという内容でした。

0.4円×1,500字=600円
600円×5記事=3,000円

7,500字書いて、やっと3,000円です。(手数料をクラウドソーシングに取られたので、手取りはもっと少ないです。)

その代わりこちらのクライアントのおかげで基本的なWebライティングの書き方やWordPressの操作方法を学べ、0.6円、0.8円、1.0円・・・と順調に単価を伸ばしていけました。

Webライティングの書き方の手順

Webライティングの書き方の手順

Webライティングは記事を執筆するだけでなく、何を書くのかどのような内容にするのかなどの調査も必要です。また本文を執筆する前に骨組みを作ります。

Webライティングの手順

  1. 競合サイトや関連キーワードのリサーチをする
  2. 構成を作る
  3. 本文を執筆する
  4. クライアントのチェックを受ける
  5. 必要があれば修正する
  6. 完成・納品する

Webライティングの仕事は記事の本文執筆だけを依頼されるケースも多いので、最初は依頼元が構成案を用意してくれる案件を選ぶといいでしょう。

しかし構成作成から始めると「情報収集が効率的」「記事のテーマと内容のズレがなくなる」といったメリットがあります。

Webライティングに慣れてきたら、構成作成にもチェレンジしていきましょう。

Webライターとして絶対にやってはいけないNG行為4選

Webライターとして絶対にやってはいけないNG行為4選

Webライティングを始める前に、WEBライターとしてやってはいけないことをご紹介します。

Webライターとして絶対にやってはいけないNG行為
  • 納期を守らない
  • 他の記事やコンテンツをコピペする
  • 生成AIに記事を作成させる
  • 依頼記事をクライアントの許可なく自分の実績として公開する

どれもWebライティングのプロとして、また社会人としてやってはならないことです。クライアントとの信頼関係を損なわないために、必ず守ってください。

納期を守らない

「納期を守る=約束を守る」は、Webライター以前に仕事をする社会人として当然のことです。

Webライターは「文章がうまい」に越したことはないですが、納期をはじめ約束を守れないライターはどんなクライアントにも嫌われます。

Webライターのモチベーションは人それぞれです。

  • 仕事で培ったスキルを副業で活かして稼ぎたい
  • 気軽にスキマ時間にお小遣い稼ぎしたい
  • いつかWebライターといて独立したい
  • 転職のスキルを身につけたい

「気楽に」「簡単に」といった気持ちで依頼を受けていても、クライアント側は「Webライティングのプロ」として仕事を任せています。

納期にきちんと納品されないと、クライアントは予定通りに記事をリリースできません。納期を守らないことによって、クライアントに大きな損害を与えてしまいます。

納期は守るのが当たり前です。

しかし本業や家庭の事情で、納期を守るのが難しいこともあるでしょう。納品が遅れる際は早めにクライアントに相談するようにしてください。

Webライターは「報告・連絡・相談」が大切です。

他の記事やコンテンツをコピペする

コピペはマウス一つで簡単にできてしまいます。適当にいい感じの記事を見つけて、貼り付けてしまえば楽ですよね。

Webライティングで他の記事やコンテンツのコピペは最悪です。コピペをして、自分が書いた記事のようにするのは盗用になります。

Web上にはたくさんの記事があるため「少しくらいならわからないでしょ」と思われるかもしれません。

しかし簡単にバレます。

たとえばCopyContentDetector®というサイトを利用すれば、文章のどの部分をコピペしているか抽出可能です。

コピペチェック

コピペがクライアントにバレると報酬を支払われないだけでなく、二度と仕事をもらえなくなる恐れがあります。

記事のパクリは著作権侵害です。コピペ元にパクリが発覚すると損害賠償請求されるかもしれません。

たった1回気軽な気持ちでやったコピペでも、コピペした文章は誰かが懸命に考えて生み出した物です。

他のWebライター達へのリスペクトの気持ちを持って、仕事に取り組みましょう。

生成AIに記事を作成させる

最近どんどん普及しているChatGPTなどの生成AI。知りたいことを入力すれば、答えてくれる便利なツールです。

生成AIは進化を続けており、たとえばChatGPTに「ワインの歴史についてで記事を書いて」と指示すれば、本当に記事を書いてくれます。

しかしChatGPTで記事を作成すると、以下のような問題点があります。

  • データが最新でない恐れがある
  • 内容が重複している可能性がある

ChatGPTのデータは最新の内容と若干誤差があり、2023年12月時点でChatGPT-4のデータは2023年4月までです。

また先ほどの「ワインの歴史について記事を書いて」のようにあいまいな指示を出すと、記事内に何度も同じ内容が出現することもあります。

人間には表現や言い回しを変えるといったテクニックがありますが、ChatGPTには「同じ表現を繰り返すと気持ち悪い」「文章が不自然」といった感覚がないため事実や情報をそのまま述べてしまいます。

クライアントによっては条件付きで「ChatGPTを用いてOK」としているケースもありますが、その際は要件をしっかり確認してから使用するようにしてください。

依頼記事をクライアントの許可なく自分の実績として公開する

Webライターとして仕事をしていると、クライアント側から実績の提出を求められることがあります。

しかし無記名記事(メディア掲載時にライターの名前を明記しない記事)をクライアントの許可なく自身の実績として提出するのはやめましょう。

クライアントから仕事を受けたとき、たいていの場合は秘密保持契約を結びます。秘密保持契約とは、「仕事をするにあたって知った情報を無断で公開しません」という契約です。

たとえ正式な契約書を交わしていなくても、募集内容に含まれていれば承諾したことになります。

「この記事は私が書きました」と公開するのは秘密保持契約違反に該当するので、無断で無記名記事を実績として公開すると「約束を守れないライター」「信頼できない人」と思われてしまいます。

約束の守れないライターに仕事を任せてなんかもらえないですよね。

一度失った信頼は二度と取り戻すことはできません。Webライターは信頼が命!

実績の公開に迷ったら依頼元に確認しよう

どの記事を実績として公開したいいのか迷ったら、その記事の依頼を受けたときのクライアントに相談してみましょう。

公開の許可をしてくれる会社も意外とあるものです。また「全面的な公開は難しいけど、制限付きでOK」と言ってくれることもあります。

クライアントが無記名記事にしてメディア公開しているのは、理由があるはずです。

  • メディア掲載前に大きな編集が入っている(元の記事と大幅に変わっている)
  • 執筆を委託していると知られたくない

必ず掲載許可を取ってから、公開するようにしましょう。

【まとめ】Webライティングのコツ│始める前に知っておくこと編

まとめ

今回はWebライターを始める前に知っておくことをご紹介しました。

Webライターは特別な講座を受けたり資格を取ったりしなくても、「今日からWebライターです!」と始めた日からWebライターです。

講座を受けて知識をある程度見つけてから仕事をはじめるのもアリですが、低単価の依頼を受けて実績を積みながらでも十分実力をつけていけます。

経験豊かでもルーキーでも絶対にやってはいけないNG行為は4つ!

WebライターのNG行為

  • 納期を守らない
  • 他の記事やコンテンツをコピペする
  • 生成AIに記事を作成させる
  • 依頼記事をクライアントの許可なく自分の実績として公開する

仕事を受ける以上プロ意識を持って、ライティングに励みましょう。

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